今回の記事は映画の感想です。
基本、ネタバレなし。
昨日、6/28(金)に 夫婦で映画を観に行きました。
レイトショーで『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』
題材はファイナルファンタジー(以降FFと表記)
FF14は、スクエアエニックスよりPS4/PCで発売されている大人気オンラインRPGゲーム。
FFやドラクエは、ゲームに馴染みのない人にも知られているビッグタイトルですね。
映画の舞台は、『FF14の世界/エオルゼア』と『現実世界』。
最初に、俺の「光のお父さん」への前提知識を並べましょう。
- 俺はFF14をやったことがない
- 『光のお父さん』は原作のみ読んだ(マイディーさんのブログ)
- FF自体は過去プレイしている(4.5.6.7.8.9.クリア 10未クリア)
- オンラインゲームには慣れている(ドラクエ10を7年ほど)
- 我が家には光のお母さん(60歳)がいる
FFも知ってて、オンラインにも馴染みはあるし光のお父さんも知っている。
うちのお母さんがFF14にはまっているのがきっかけで鑑賞へ。
でも俺はFF14を詳しく知らないよ!という状態。
この記事は、似たような状態の人が映画を見る前の参考にもなります。
目次
ストーリーは映画版オリジナル
細かな設定はネタバレになるのでカット。
ここで言えるのは、原作とはちょっと違うよ、という点です。
原作に忠実な映画を観たいんだー!!!
という人にだけは注意が必要です。
けど、2時間で作品として完結させるには、原作をすべて詰め込むのは不可能な話。
映画的な手法の、三幕構成(設定・試練・解決)がとてもわかりやすい作品でした。
ネタバレなしでふわっと流れを説明(三幕構成)
三幕構成の設定/試練/解決の順番でふわっと説明します。
・設定
『劇場版 光のお父さん』の世界観を序盤でゲームキャラクターと俳優さんの味を中心に紹介。
エオルゼア内のキャラクターが表情豊かな動きで、あたかも本当に生きているように動いているのがとても驚きました。
エオルゼアの仲間と、現実の人の繋がりはまだ希薄。
・試練
父と家族の絆に強く触れる事件が発生。
その裏側で交錯する思いをエオルゼアというもう一つの世界を通して展開。
直接向き合っては語られない思いが、エオルゼアのなかでは自然と響き合います。
エオルゼアと現実、『仲間』と人の繋がりが交錯し強く影響していく。
・解決
ここはもう観てくださいとしか言えません!
試練の途中から嫁が隣で何度も泣いていました。
その隣に一人で見に来ていたおじさんも泣いていました。
おじさんの腕にはめていたスマートウォッチがしきりに光っていたけど、あれは感動による心拍数上昇でスマートウォッチが反応していたんだと思います(そうに違いない)
俳優さんの演技はもちろん キャラクターの演技がすごい
原作と違う点を、俳優さんの演技力で補われています。
良い意味でゲームを知らない人にも見やすい調整だと感じました。
こんな展開違うぞ!じゃなくて、「ゲームがネット以外の場で見られるために」にとても工夫して調整したんだろうな……そう感じます。
そして終始驚かされるのは、エオルゼア内の住人達の演技。
ゲームキャタクターが演技をしている!
まるで専用のプログラミングで動いているように見える。
原作では、キャラの動きは、ゲームをプレイしている人達が動かしていました。
普通に遊んでいるプレイヤーが操作して動かしているんですね。
現実世界とエオルゼア、双方の演技にも注目です。
ゲーマーも、ゲームを知らない人にもオススメの映画です
ゲーマーとしてみると、少しおかしいかな?と感じる点はありました。
けれどゲーマーは求めすぎる生き物です。俺なんてとくにそう。
ゲーマーが考えるゲーム世界をすべて再現したら、2時間尺はおろか数か月かかりそう(笑)
映画としてのバランスを整える為に、ギリギリのラインでゲーム要素を確保して作ったのかなと感じました。
結果、とても見やすい映画です。
エオルゼア(ゲーム)という世界を尊重しながら、俳優さんにより現実世界も尊重されている。
俳優さんたちが映る中で流れるFFのBGM、最高ですよ。
二つの世界で織りなされる、 『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』
おすすめです。